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公式サイトより
新浦安エリアにある東京ベイ東急ホテルが2023年末に営業終了しました。
https://www.tokyuhotels.co.jp/tokyobay-h/information/105051/index.htmlwww.tokyuhotels.co.jp
閉館については、「まだ新しいのにどうして？」「何かトラブルがあったのか？」と様々な疑問があるので考察していきます。
東京ベイ東急ホテルの特徴
東京ディズニーリゾートまで無料シャトルバスで約25分と近く、ディズニー旅行目的でもとても便利です。
東京ディズニーリゾートへ行くため、舞浜・新浦安エリアでホテルを探すとどこも高いことが多いですが、東京ベイ東急ホテルはパークから少し距離があるということもあり、近隣ホテルより数千〜1万円程安いという日も多いので我が家も重宝していました。
しかも、客室は全部屋32㎡以上あって、かつバス・トイレ別なので子連れには大変ありがたいです。
我が子が生まれて初めて泊まったホテル（生後1か月！）が、この東京ベイ東急ホテルです。
2018年5月1日開業し、5周年イベントを行った直後の閉館発表です。
営業終了の理由
「ホテル建物所有者の変更」と発表されています。
現在は、ゴールドマンサックス系の法人が建物のオーナーであり、東急が賃借していたようですが、2023年9月末に、オーナーがどこかに売却するため、東急との賃貸契約も終了するという事情のようです。
所有者が替わっても営業は継続できそうな気もしますが、現東京ベイ東急ホテルが営業終了するということは、次の所有者と賃借契約ができないということですね。
賃料を上げる等の理由で条件が折り合わなかったのか、はたまた新オーナーが東急に貸し出すのではなく、自社で運営するのか、、、私は後者だと考えています。
しかし本建物が東急の自社所有ではなく、テナントとして入っているという事実は知りませんでした。
しかしホテル業界では、所有者やブランド名が変わることは珍しくなく、ディズニーオフィシャルホテルの「グランドニッコー東京ベイ 舞浜」も何度も名前が変わっています。
（初めて東京ディズニーランド旅行の際に泊まったときは「東京ベイホテル東急」という名称でした。）
売却先は星野リゾート！？
さて、建物の売却先がどこかと調べても様々な噂はあるものの、確かな情報はまだ見つからないのですが、「星野リゾート」系列ではないかと睨んでいます。
星野リゾート・リート投資法人（3287）とは
星野リゾート・リート投資法人（以下、「リート」という）とは、主に星野リゾート系列のホテルの建物を保有する法人です。
星野リゾート本体は上場していないため、財務諸表等の公開義務がなく、調べられない情報も多いのですが、リートは上場しているため、リートから様々な開示情報を見ることができます。
リートが保有する建物に、星野リゾートグループがテナントとして入り、ホテルを運営しているという仕組みがとられています。
リートは星野リゾートグループ以外の、「ANAクラウンプラザ」や「the b」といったホテルブランドの建物も保有しております。
そのポートフォリオは、星野リゾート運営比率が42.1%（取得価格ベース、2023年4月期）と、実は星野リゾート以外の方が多いです。
星野リゾートブランドの拡大
星野リゾート運営比率を今後50%にすると宣言しているので、「星のや」「リゾナーレ」「界」といった直営ブランドのホテルを拡大する可能性が高いです。
星野リゾートは、この「星のや」「リゾナーレ」「界」の3ブランドを主要ブランドとして、これらを中心に展開していく方針を掲げています。
東京ベイ東急ホテル建物を星野リゾートが購入した場合
星のや、リゾナーレは敷地内で様々な体験ができるといった、ホテル滞在を充実させるのがコンセプトなので、東京ディズニーリゾート客をターゲットとしては馴染まない気がします。
建物も築5年と新しいので、既存設備の大半を残すならば、星のやに大規模改修は考えにくいです。
界は温泉観光がメインなので、対象外ですね。
都市観光に主眼を置いた「OMO」は可能性が高いですが、「街ナカホテル」を謳っていて、最寄りの新浦安駅からバスで10分離れている東京ベイ東急ホテルの跡地としては少し違和感があります。
また、客室単価が15,000円とされていますが、東京ベイ東急ホテルは概ね30,000円なので大きく乖離しています。
